北海道のAMラジオ局、HBCラジオ(北海道放送)とSTVラジオが共同で準備してきた旭川のFM補完中継局が、11月9日(月)に運用を始めます。旭川市とその周辺で、2局の番組をワイドFMでも聴けるようになります。STVラジオは、10月14日から試験電波を出していると発表しています。

中継局の概要

STVラジオのニュースリリースによると、中継局の概要は次のとおりです。

項目 内容
周波数 92.6MHz(STVラジオ)
出力 500W
設置場所 北海道旭川市東旭川町倉沼
運用開始日 2026年11月9日(月)
放送区域の目安 旭川市とその周辺

HBCラジオの旭川FMの周波数は、この記事を書いた時点ではHBCの公式発表を確認できていません。確認でき次第、追記します。

FM補完中継局は、AMラジオの番組をFMの周波数でそのまま流す中継局です。STVラジオは、災害でAMの中継局が放送を続けられなくなったときにも、FMで放送を聴けるようになると説明しています。聴くには、90MHzより上を受信できるワイドFM対応のラジオが必要です。

開局日は、ライバル2局の合同特番

開局を記念して、11月9日には2局が共同で特別番組をつくり、公開生放送をします。

項目 内容
放送日時 11月9日(月)正午〜12:30
会場 アッシュアトリウム(旭川市1条通7丁目、旭川平和通買物公園内)
出演 田村美香(HBCラジオ)、しろっぷ じゅんぺい(STVラジオ)
会場イベント 11:00〜13:30(予定)、入場無料・申込不要

特番では、この時間帯にふだん放送しているHBCの「カーナビラジオ午後一番!」とSTVの「工藤じゅんきの十人十色」のスタジオとも中継をつなぎ、局をまたいだトークをする予定です。会場では、2局のグッズが当たるクイズ大会も企画されています。

この2局は2016年、札幌圏のFM補完中継局でも同じ日に予備免許を受けています。同じ地域で競い合う2局が中継局を共同で開き、開局日には昼の番組どうしをつないだ合同特番を組む。ふだんどちらか一方の局しか聴かない人にも「FMで聴ける」ことを知ってもらう場として、よく考えられた組み立てだと思います。

AMの送信所を休止する民放局は全国で増えていて、AMで聴いてきた局をFMで聴く地域は広がっています。家のラジオがワイドFMに対応しているかどうかの確かめ方は、売れ筋ラジオ10機種のワイドFM対応を調べた記事にまとめています。


出典:STVラジオ ニュースリリース「旭川FM補完中継局で試験電波の発射開始」(https://www.stv.jp/radio/info/press/20261014.html ・2026年10月14日)、STVラジオ「旭川FM開局スペシャル 同時生放送」(https://www.stv.jp/radio/event/asahikawafm/index.html )、総務省 北海道総合通信局「札幌圏におけるAMラジオ放送の難聴解消」(https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/2016/0609f.html ・2016年6月9日)。