ラジオ広告(番組提供)は、1日のうちどの時間帯に集中しているのでしょうか。

radio labに収録している全国58局・3,143番組の提供クレジット2,592件をベースに、放送開始時刻と曜日を掛け合わせて集計しました。

今回のデータから見えてきた主な結論は、以下の3点です。

  • 提供が最も集中するのは平日の7時台と16時台。 この2つの時間帯だけで、全体の約4分の1を占めています。
  • 番組1本あたりの提供件数は、7時台が2.44件、16時台が2.17件。 一方で夜間(21時台)は0.34件、深夜(24時以降)は0.1〜0.2件にとどまります。
  • 提供件数の85%が平日に集中。 曜日ごとの放送枠でカウントした場合、平日が4,481件、週末が820件と大きな差が出ています。

曜日×時間帯の番組提供件数

朝7時台と夕方16時台が最大のピーク

時間帯ごとの提供件数と、番組1本あたりの件数は以下のとおりです。

時間帯 提供件数 番組数 1本あたり
5時台 24 98 0.24
6時台 120 92 1.30
7時台 346 142 2.44
8時台 97 110 0.88
9時台 157 132 1.19
10時台 83 84 0.99
11時台 129 153 0.84
12時台 184 194 0.95
13時台 155 111 1.40
14時台 106 62 1.71
15時台 175 107 1.64
16時台 300 138 2.17
17時台 89 136 0.65
18時台 158 213 0.74
19時台 76 164 0.46
20時台 86 185 0.46
21時台 81 238 0.34
22時台 119 161 0.74
23時台 37 145 0.26
24時台 32 133 0.24
25時台 16 111 0.14
26時台 9 60 0.15
27時台 5 64 0.08

7時台に提供が集中する理由は、各局が編成している「朝のワイド番組」にあります。これらの番組は、コーナーごとのスポンサーや複数社の提供を1本の番組内に集約する傾向が強いためです。

実際に、7時台と16時台で提供が5件以上付いている番組は40本あり、そのうち34本は「コーナー提供」が過半数を占めています。代表的な例として、FM GUNMAの「WAI WAI Groovin'」(63社)、Date fmの「Morning Brush」(30社)、e-radioの「style!」(21社)などが挙げられます。

16時台も同じ構造になっており、夕方の「ワイド番組」に多数の提供が並んでいます。

番組数は「夜」に多く、提供は「昼」に多い

番組の本数だけで見ると、最も多いのは21時台(238本)と18時台(213本)です。夜間は30分枠の細かな番組が多くなるため、必然的に本数が増加します。

ところが提供件数を見ると、21時台で81件、23時台では37件まで落ち込んでしまいます。

つまり、「ラジオの番組編成は夜に厚く、ラジオの広告(提供)は昼に厚い」という構造的な特徴が浮かび上がります。

午前と午後で全体の8割を占める

時間帯を大きく4つの区分に分けた場合の提供件数と構成比は以下のとおりです。日中の時間帯(5〜18時台)だけで、全体の82%を占めていることが分かります。

区分 提供件数 構成比
午前(5〜11時台) 956 37%
午後(12〜18時台) 1,167 45%
夜(19〜23時台) 399 15%
深夜(24時台以降) 70 3%

集計の方法について

  • 対象データ: 2026年10月時点でradio labに収録している58局・3,143番組の提供クレジット(番組提供・冠・コーナー提供)2,592件。※時報・ニュース・天気・交通情報などの定時枠の提供は含めていません。
  • 時間帯の区分: 各番組の「放送開始時刻(時)」で集計しています。複数の時間帯にまたがる長時間の番組も、開始時刻の時間帯としてカウントしています。
  • 番組数のカウント: 全国ネット番組は1本として数えています。曜日別の集計では、帯番組(月〜金など)は該当する各曜日にそれぞれカウントしています。
  • 提供クレジットの基準: 各局の公式番組表、タイムテーブル、番組公式サイトに記載されているもののみを集計対象としています。

提供社ごとの出稿状況は「提供社から探す」ページで、放送局ごとの提供社一覧は「各局ページ」からそれぞれご確認いただけます。